荒山峠に観光案内板を設置
報告が遅くなりました(^_^;
10月下旬、八代環境パトロール隊は地域の援助のもと、富山県(氷見市)と石川県(中能登町)の県境にある荒山峠に観光案内板を設置しました。
荒山峠は能登と越中を結ぶ交通の要衝だったため、戦国時代は数々の戦乱の舞台になりました。上杉謙信の七尾城攻め、前田利家の石動山焼き討ちが有名です。
明治時代には世界的な天文学者であるパーシヴァル・ローエルが徒歩で越えて、能登に向かったことが知られています。荒山峠はその名の通り、大変な難所であったそうですが、人馬の往来で常に賑わっていて、茶屋が2軒もあったそうです。
森杉隊長も小学校の遠足で荒山峠を歩いて越えて、和倉温泉まで行ったことがあります。渡り鳥の往来が多かったことが印象に残っているそうです。
現在の荒山峠は残念ながら、大規模な道路工事により当時の面影はありません。案内板のみ歴史を伝えています。
数年前まで荒山峠の案内板は峠の石川県側にあったそうですが、老朽化し現在は無くなっています。
今回の八代環境パトロール隊による案内板制作の理由は2つあります。一つは荒山峠の歴史を風化させないこと。もう一つは「荒山峠を富山県側からPRする」ことです。後者は森杉隊長の長年の悲願でした。
ちなみに、私は案内板の文章作成を担当しました。荒山峠を通る機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください。お地蔵さんが目印です。駐車できるスペースもあります。
文:地域の番人 監督 巻島大樹
写真:左から向隊員、森杉隊長、巻島(地域の番人・監督)
荒山峠を含む八代の歴史について知りたい方は地域の番人第6話「村史」をご覧ください。
0コメント