氷見の獅子舞を通じて故郷の獅子舞に関心を持つ。
氷見の獅子舞の動画制作を通じて、獅子舞の魅力を初めて知った気がします。能登の獅子舞研究家の諏訪さんの影響は大きいです。諏訪さんの話や生き方からいろいろなことを学びました。
昨年、港区で所属する「芝の語り部」の増田由明さんから「獅子の物語~東京の三匹獅子舞~」という写真集をお借りして、関東の獅子舞が氷見の獅子舞とは全く異なる形態であることに驚きました。
私の地元久喜市八甫(はっぽう)には江戸時代から続く獅子舞があり、それが市の無形民俗文化財であることもつい最近知りました(はずかしい!)。八甫の獅子舞はササラと呼ばれ、なんと「江戸時代に行われた獅子舞の大会に優勝して館林藩主から弓を拝領した」そうです。しかもその弓は現在も私の父が氏子を務める八甫神社にあるなんて、全く知りませんでした。(江戸時代に獅子舞の大会があったことも、八甫が館林藩に属していたことも驚きでしたが・・・)
故郷の栄光を知らず、情けないというか恥ずかしい限りですが・・・同級生でこのことを知っている人はいったい何人いるでしょうか。八甫神社は私が通っていた中学校のすぐ近くにありますが、獅子舞は一度も見たことがありません。
当時、もう少し地域とふれあう機会があったらよかったのにと残念に思います。やはりふるさと教育重要ですね。地元の子どもでありながら地元のことを何も知らずに外に出てしまうのは寂しすぎます。そういう意味で八代環境パトロール隊が現在制作している村史の意義は大きいと思います。
さて、昨年11月、実家の隣町である埼玉県白岡市で「全国獅子舞フェスティバル」というイベントが行われたので、撮影してきました。よかったら動画をご覧ください。氷見の獅子舞とはひと味違う獅子舞を楽しめますよ!ちなみに主催者は日本で唯一の私設の獅子舞博物館の館長でほぼ手弁当でこのイベントを運営されています。この館長にも惹かれました。
文/写真 地域の番人 監督 巻島大樹
0コメント