荒山峠に歴史看板と石碑の建立

荒山峠の歴史は、過去、現在、未来へと途絶えることなく語り継がれていくであろう。

荒山峠は我が人生とともに歩んできたと言っても過言ではない。11歳の時、恩師とともに和倉温泉に向かう折に初めて越えた峠である。幼心にも厳しい峠であったと記憶にある。峠に立って、能登鉄道の蒸気機関車の汽笛がなんとも心地よく聞こえたことが今も思い浮かぶ。

峠には地蔵堂があるのだが、看板と石碑がないことが気がかりだった。願いが叶うなら、峠に看板と石碑を建立し、歴史の証として望むことは勿論、先人の尊い真心に報いたいと長年思い続けていた。

いみじくも、5年前の総務大臣表彰受賞以来、親交揺るがない関係となった巻島大樹氏に荒山峠の看板の由緒・由来文を依頼した所、快く引き受けていただいた。立派に完成し、荒山峠街道は地域の誇りとして、未来永劫引き継がれていくであろう。

八代環境パトロール隊を結成し、20年目を迎えた。振り返ってみると地域の活性化に多大な貢献をしてきたと仲間一同が共感をしている。村民、知人の温かい励ましに幾度救われてきたことであろうか。この度の看板と石碑の建立にもご支援を頂いたことを心より御礼を申し上げたい。

文・森杉國作(八代環境パトロール隊 隊長) 写真・浅井世明(八代環境パトロール隊 事務局長)



『地域の番人』公式サイト

富山県氷見市の山間部にある八代地域。 人口500人の集落を存続させるべく、高齢者グループ「八代環境パトロール隊」は日夜奮闘している。 八代の四季。後継者問題。集落存続。

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